引っ越し後などに大量の段ボールが出て困った経験はありませんか?川崎市では一般ごみとして段ボールを収集していないため、正しい方法で処分する必要があります。
本記事では「川崎市 ダンボール捨て方」について、公式ルールに沿った6つの処分方法をわかりやすく紹介します。さらに、処分にかかる費用や注意点、よくある質問への回答もまとめました。段ボールを効率的かつ安全に片付けて、お部屋をスッキリさせましょう。
川崎市不用品回収センター
川崎市のダンボールの捨て方6選
川崎市で段ボールを処分する代表的な方法を6つご紹介します。川崎市では段ボールや雑誌などの古紙類は市が直接回収せず、地域の資源回収に出すのが基本です。
しかし、回収日が合わなかったり大量に出たりした場合には、他の方法も検討できます。
- 資源ゴミとして捨てる
- 自治体指定のゴミ処理施設へ持ち込む
- リサイクルボックスを利用する
- 古紙回収業者に持ち込む
- 引越し業者に回収してもらう
- 不用品回収業者を活用する
資源ゴミとして捨てる
川崎市では段ボールは資源物として扱われ、市民の自主回収組織による資源集団回収を利用して捨てるのが基本です。町内会や自治会、学校PTA、マンション管理組合などが回収業者と協力し、定期的に段ボールなどの古紙類を回収しています。
段ボールは折りたたんで平らにし、十字に紐でしばって出すのがルールです。ガムテープや宅配の伝票などの付属物は可能な限り取り除き、紙以外の部分を減らしておきましょう。
川崎市不用品回収センター
資源集団回収の回収日や場所は地域によって異なります。川崎市では防犯上の理由から、市公式サイト等で日程を公開していません。そのため、お住まいの地域の町内会や近所の方に確認するか、各区の生活環境事業所に問い合わせて回収日・場所を確認してください。
資源回収の曜日が合わない場合や少量の段ボールなら、やむを得ず燃えるごみに少しずつ出すことも認められていますが、市はまず資源回収の利用を推奨しています。資源ゴミとして出せばもちろん費用は無料で、回収された段ボールは新たな紙製品の原料としてリサイクルされます。
段ボールは必ず折りたたんで平らな状態にします。かさばらないようにしっかりと折りたたみましょう。
ガムテープや宅配の伝票などの付属物は可能な限り取り除きます。紙以外の部分を減らすことが重要です。
折りたたんだ段ボールを十字に紐でしっかりとしばります。これが川崎市のルールです。
自治体指定のゴミ処理施設へ持ち込む
大量の段ボールが出た場合、自分で直接ゴミ処理施設に持ち込みたいと考える方もいるかもしれません。しかし川崎市では、基本的に市民が家庭ごみを直接持ち込んで処分することはできません。
他の自治体では清掃工場やリサイクルセンターに自己搬入できる場合もありますが、川崎市は持ち込みを受け付けていない点が大きな特徴です。特に粗大ごみは「特別な事情がある場合のみ生活環境事業所に持ち込み可」という扱いで、段ボールのような資源ごみについては市の施設では直接処理してもらえません。
したがって、川崎市内で段ボールを処分する際に自治体の処理施設へ持ち込む方法は現実的ではありません。もし引っ越し直後などで一度に大量の段ボールを緊急に処分したい場合は、市が許可した民間業者による「一時多量ごみ収集」を依頼するか、古紙回収業者や不用品回収業者の利用を検討してください。
また、どうしても自分で持ち込み処分したい場合は、川崎市外の古紙リサイクルセンターなど民間施設を利用する方法もあります。ただし車両で運搬する手間や費用がかかるため、無理せず他の方法を使うことをおすすめします。
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リサイクルボックスを利用する
身近なスーパーやホームセンターのリサイクルボックスを活用して段ボールを処分する方法もあります。川崎市内の一部店舗では、家庭から出る不要な資源物の店頭回収を行っています。
例えば幸区古市場の洋服修理センターでは、店頭で段ボールや瓶、缶、ペットボトルを無料回収しています。また、大型スーパーの中には店内に回収コーナーを設置し、買い物ついでに段ボールや牛乳パック、トレーなどを回収ボックスに投入できるところもあります。
こうしたリサイクルボックスを利用すれば、収集日を待たずに好きなタイミングで段ボールを処分できて便利です。リサイクルボックスに段ボールを出す際は、必ず折りたたんで平らにし、他の利用者の邪魔にならないようまとめて投入してください。
大型店舗では入口付近に回収箱が設置されていることが多いので、店頭の表示に従いましょう。なお、店舗によって回収品目が異なるため、段ボールを受け付けているか事前に確認すると安心です。
基本的に無料で利用できるサービスですので、少量の段ボール処分にはリサイクルボックスも積極的に活用しましょう。
- 段ボールは必ず折りたたんで平らにする
- 他の利用者の邪魔にならないようまとめて投入する
- 店舗によって回収品目が異なるため事前確認が必要
- 入口付近に設置されていることが多い
古紙回収業者に持ち込む
不要な段ボールを古紙リサイクル業者に直接持ち込んで処分する方法もあります。川崎市内にはいくつか古紙回収業者の事業所があり、一般の家庭からの持ち込みを受け入れているところもあります。
例えば宮前区神木本町や幸区戸手に事業所を構える株式会社木下などは、地域の古紙回収を行う業者で、個人が持ち込んだ段ボールも受け入れてくれることがあります。古紙業者に持ち込むメリットは、自分の都合で直接搬入できることと、量にかかわらず無料で引き取ってもらえる点です。
事業系の古紙でなければ費用はかからず、集団回収のように日時を待つ必要もありません。古紙業者へ段ボールを持ち込む際は、事前に電話等で受け入れ可能か確認するのがおすすめです。
業者によって営業時間や受け入れ条件が異なるため、突然行っても対応できない場合があります。また、持ち込む段ボールはしっかり紐で縛るか箱にまとめて運びやすい状態にしましょう。
ひどく汚れたり濡れたりしている段ボールはリサイクルできないため受け付けてもらえません。そうしたものはあらかじめ除き、テープ類も可能な限り剥がしておくと親切です。古紙業者への直接持ち込みは、大量の段ボールを一気に片付けたいときや、資源回収日を待てない場合に有効な方法です。
事前連絡とルール順守でスムーズに処分しましょう。
- 持ち込む前に電話等で受け入れ可能か確認する
- 段ボールはしっかり紐で縛るか箱にまとめる
- 汚れたり濡れたりしている段ボールは除く
- テープ類は可能な限り剥がしておく
引越し業者に回収してもらう
引っ越し後に出る大量の段ボールは、引越し業者に引き取りを依頼するのも一つの手です。大手引越し業者の多くは、サービスの一環として使用済み段ボールの回収サービスを提供しています。
一般的には「引越し後○日以内」に依頼すれば1回限り無料で回収してくれるケースがほとんどです。例えば引越し完了から1~2週間以内に電話やメールで申し込めば、自宅まで段ボールを取りに来てもらえます。
ただし、無料回収の対象となる期間や条件は業者ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。見積もり時に段ボール回収を申し込む方式の業者も多く、その場合は引越し後に改めて依頼すると数千円程度になってしまうことがほとんどです。
無料回収を逃してしまった場合でも、有料で回収対応は可能ですが、費用が発生する点に留意が必要です。引越し業者に段ボール回収を頼む際は、できるだけ早めに連絡することと、サービス対象かどうかを確認することが大切です。
回収当日までに段ボールをまとめ、玄関先など指定場所に置いておくとスムーズに引き取ってもらえます。引越し時にもらった段ボールは、まずは提供元の引越し会社に相談してみると良いでしょう。
- 引越し完了後、できるだけ早く(1~2週間以内)に業者に連絡する
- 見積もり時に段ボール回収を申し込んでいるか確認する
- 回収日時を決めて、その日までに段ボールをまとめておく
- 指定された場所(玄関先など)に段ボールを置いておく
不用品回収業者を活用する
資源回収日を待てない場合や、紐で縛る作業が難しいほど大量の段ボールがある場合は、民間の不用品回収業者に処分を依頼する方法もあります。
不用品回収のプロに任せれば、電話一本で自宅まで引き取りに来てくれます。重い束を運び出す必要もなく、マンションの高層階からでもスタッフが搬出してくれるため手間がかかりません。
急ぎで部屋を片付けたいときや、引越し当日に一気に段ボールを片付けたい場合などに心強いサービスです。ただし、不用品回収業者の利用には費用がかかる点に注意してください。
段ボール自体は本来無料でリサイクル可能な物ですので、業者に頼む場合は作業料・運搬料として1回あたり4,000円前後~の料金が発生するのが一般的です。量や地域、業者によって料金は異なり、大量であれば数万円になることもあります。
川崎市の許可を持つ信頼できる業者を選ぶことも重要です。費用面ではデメリットがありますが、「とにかく早く片付けたい」「資源回収日まで保管できない」という場合には不用品回収業者の活用も有効な選択肢と言えます。
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川崎市でダンボールを処分するときの費用
川崎市で段ボールを処分する際の費用は、方法によって大きく異なります。まず基本的な資源集団回収や自治体の通常収集に出す場合は、無料です。
資源ごみとして正しく出す限り、処理費用は税金でまかなわれており、特別な手数料はかかりません。燃えるごみとして少量を出す場合も指定袋の購入費程度で、川崎市では家庭ごみ用の指定袋制度は無いため透明・半透明の市販ごみ袋で構いません。
したがって、市のルールに沿って出す限り費用負担はゼロと考えてよいでしょう。それに対し、民間サービスを利用する場合は有料になります。以下に主な方法別の費用目安をまとめます。
- 店頭リサイクルボックス – 無料
- 古紙回収業者へ持ち込み – 無料
- 引越し業者の段ボール回収サービス – 条件付きで無料(1回限りなど)。相場は1,000~3,000円程度
- 不用品回収業者に依頼 – 有料(作業料+運搬料)。4,000円~数万円(量や業者によって幅がある)
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以上のように、最も経済的なのは市の資源回収を利用する方法です。無料で処分できる上にリサイクルにもつながります。
一方、お金を払ってでも早く片付けたい場合には民間サービスを活用できますが、費用対効果を考えて選びましょう。
川崎市でダンボールを捨てるときの注意点
川崎市で段ボールを処分する際は、いくつか注意すべきポイントがあります。正しい方法で出さないと回収されなかったり、リサイクル効率が下がったりするため、以下の点に気を付けましょう。
- 段ボールは濡らさない – 水に濡れるとリサイクルできなくなります
- 紐でしっかり縛る – 必ず折り畳んで十字に紐で縛りましょう
- 異物を取り除く – ガムテープや発送伝票、プラスチック部分を剥がす
- 名前・住所の破棄 – 宅配伝票の個人情報は必ず除去する
- 出す時間と場所を守る – 当日朝8時までに指定場所へ
雨天時に資源回収に出すのは避け、晴れる日まで保管するか、どうしても出す場合はビニールをかけて濡れないようにしてください。特に川崎市の資源集団回収では「濡れるとリユース・リサイクルできません」と注意喚起されています。
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せっかくリサイクル資源になる段ボールですから、適切な扱いで次の資源につなげましょう。逆にルール違反をすると近隣への迷惑や環境負荷にもなりますので、マナーを守って協力することが大切です。
川崎市でダンボールを処分するときのQ&A
川崎市で段ボールを捨てる際によくある疑問をQ&A形式でまとめました。